インタビュー日時:2022.10.23.
■査定根拠が明確
売る仲介さんの査定は動画で、周辺の成約事例と比較して根拠を示すため、売却価格の決定がしやすい
■売主のスケジュールに合わせた内覧会
生活への負担を最小限に内覧会を設定。その日に部屋を片付ければよく、都度の案内がないため精神的にかなり楽
■売主目線に特化したサポート
売主の利益のみを追求し、内覧会の様子の詳細な報告や、買主候補の絞り込みなど手厚いサポートがある
マンション売却のきっかけは環境の変化
ーー 今回マンションを売却することになった経緯・きっかけを教えてください。
もともとは江坂に永住しようと思っていたんです。
売却しようとかまったく思っていなくて。
そんな中、下の子供が生まれて、今年4月に転職もしました。
転職前は淀屋橋の会社に勤務していたんですが、転職後の会社ではフルリモート勤務になって。
立地が良いとか職場までのアクセスが良いとか、これまでの家に求めていた条件が全部変わってしまったんです。
そんな中で「どこかに引っ越そうかな」と思いはじめたのが売却のきっかけです。
ただ、売却の時期は具体的ではなくて、子供が小学校に上がる3年後くらいに売れたらいいな、くらいの感覚でした。
転職先が不動産に近い業界で、業務の中で「売るなら今なんじゃないか」と考え始めて、売却への思いが加速し始めました。
売る仲介を知った経緯
ーー 売る仲介を知ったのは何がきっかけだったんですか。
転職後の会社が不動産業界に近く、プロダクト開発の業務の中で、不動産売買取引について調べてたんです。
不動産関係のYouTube動画をたくさん見ていた時に、売る仲介さんのチャンネルを見つけました。
動画を見ていて、鈴木さんと室田さんのやり取りに誠実さと売却活動へのライブ感を感じて。
そうしたら急に売却が現実味を帯びて浮かび上がってきたんです。
ーー その当時、奥様も同じように感じていらっしゃったんですか
そうです。
主人から売主のことだけを考えている不動産会社があるって聞いて。
そこからホームページを見て。
売るなら徹底的にやろう、みたいな(笑)
マンションを買った時は、あんまり何もしてくれなかった不動産会社に仲介手数料を支払ったので、売却の時はちゃんとやってくれる会社さんに仲介手数料を払いたくて。
ーー 奥様も売る仲介チャンネルをご覧になられたんですか
一緒に見ました(笑)。
だから室田さんにお会いした時は、「YouTube で見ている人だ!」と一番最初に思いました(笑)
ーー YouTubeを見て一体どこに誠実さを感じたんですか。。(照)
普段の業務で不動産会社の人たちと接していると、両手取引を狙ったり、囲い込みをしたり、業者買取になるように誘導をしたりが多いように感じていて。
そんな中で鈴木さんと室田さんの会話にはうそがない感じがにじみでていて印象が良かったんですよね。
ダメなことはダメとはっきりお話しされている様子から、実際の取引でもうそをつかないように思えて。
そういう方に売却をお願いしたかったんです。
売る仲介さんの動画は台本がなさそうだし、実際にお会いしたら本当にこんな感じなんだろうな、と思いました。
YouTubeのテンションと取引のテンションが同じなんだろうな、って感じられたので。
動画での査定と成約事例
ーー 売る仲介の公式LINEからマンションのデータを送っていただいたら、動画で査定結果が届いたと思います。
動画で査定をしているというのはご存じでした?
知らなくて。
査定を動画でやっていらっしゃるのを知って興味津々でした。
こんなやり方されてるんだと思いました。
普段もそうされてるんですか?
ーー はい、査定の依頼をいただいたら動画で返信しています。
問い合わせが多くなったら難しいと思うんですが(笑)。
売主目線で、当社の査定動画はいかがでしたか?
めちゃくちゃよかったです。
査定の根拠を明確に説明いただいていたので、金額を決めやすいです。
マンションの成約事例を現在の価値と比較して動画で説明していただいてるので、売り出し価格を決めるための根拠にする情報量がすごくて。
お会いする前に根拠を提示していただいていたほうが、売り出し価格を決めるときにより判断しやすいので、査定動画は断然あったほうがいいです。
動画を送るだけで、査定内容を妻とも共有できましたし、何度も見返せるのでめちゃくちゃよかったです。
ーー マンションを購入されてから売却まで8年くらい住んでいる間に、マンションの他の部屋が何件か売却に出ていたと思います。
売却を考えていなかったときは、他の部屋が売却に出ていることは気づいていらっしゃったんですか。
まったく気づいてなかったです。
ーー 最初に送った査定動画内で同じマンションでの過去成約事例の話が出てきたと思います。
成約事例を取り上げている僕たちとしては「この売却事例、ご存じかな」って思っていました。
ほんと気づいてなかったです。
「あの家、出ていったな」っていうのもあったかな。
ーー 例えばエントランスに「現地販売会開催中!」とかの看板があったとか。
それもなかったですね。
まったく記憶にないです。
みんな家売らないんだなと思ってました(笑)
ーー 売却をしようかなと思った今年の4月くらいに、他の部屋が過去にいくらで売れたっていう実際のデータってあったら見たかったですか
見られるなら見てみたかったです。
でも他の部屋がいくらで売れていたからといって、うちの部屋が今いくらで売れる、って考えていない気がします。
7階のうちの部屋は3階の金額より高くつけてもおかしくはないのかな、とかは思うかもしれないんですけど。
例えば、同じ向きの部屋ですぐ上、すぐ下とかだったら参考にするかもしれないけど、向きも階数も広さもまったくちがったらあまり参考にしないかもです。
あまりにたくさん売却に出てたら、このマンション自体に問題があるのかなっていう判断材料にするかもですけど、売却価格を決める上で参考にするとかはないです。
一括査定サービスを利用しなかった理由
ーー そもそも一括査定サイトは利用しなかったんですか
まったく利用しなかったです。
対応が面倒くさくなるだろうなと思ったので。
連絡がいっぱい来るのに対応して返事をしないといけないのがわかってて。
それだったら信頼できる不動産会社一社に専任媒介で任せたいと思っていました。
あと子供が生まれたばかりというのもあったり、転職したばかりで電話に対応する時間が取れなさそうって思って。
電話の対応が今の状況ではきびしくて。電話がバンバン来るのはしんどいなと。
だから一括査定サービスの利用は避けました。
ーー 奥さんも一括査定サービスを利用しないでいいと思われたのですか。
利用して金額を知りたいと思いませんでしたか。
思わなかったです。
不動産会社が査定しても、査定の基になるデータが同じだから、そんなに大きく査定額が変わらないんじゃないかなって思ってて。
自分で調べていく中で「売れてもこれくらいなんだろうな」みたいなのがなんとなく感覚としてできはじめていました。
周りの物件の様子とか見ていたら、うちがいきなり『4000万円です!』て言われることはないよな、って。だから一括査定サービスは利用しようとは思わなかったんです。
一括査定サービスは不動産会社同士の高査定合戦になりそうだと予想してて。
そこには巻き込まれたくなくて、僕らが何も知らなかったら査定額に一喜一憂したりして、査定額が高いところに売却をお願いしたりするドタバタがあるんでしょうけど(笑)。
巻き込まれるのはしんどいな、それだったらもう誠実な人から、誠実な査定金額を出してもらって、もう現実的な価格設定をしたいなと思いました。
ーー とはいえ、どこか地元の不動産会社1社くらいには査定額を聞いてみようかなってならなかったんですか。
ならなかったです。レインズがあるんで。
その営業マンがちゃんとしてる方であれば地域関係ないっていうのは、情報を正しく解釈して、正しく提案ができればどこの不動産会社でも構わないなって思っていました。
だからまったく地元の不動産会社に頼むつもりはなかったです。
ーー 駅前に大手不動産会社が数社あると思うんですが、査定を依頼していないのは同じ理由でしょうか
大手不動産会社…チラシはね、いっぱい入ってくるんですよ。
めちゃくちゃチラシが入ってくるからこそ、そういう会社には頼まないって思って(笑)。
とにかく毎日のように「このマンションに限定2組お客様が待っています!」みたいなチラシが入るんですけど(笑)。
自分で調べている時にチラシの研究もしたんですが、「あなたの家を待ってるお客さんがいます。●●●●万円で買います」ってもう全部うそじゃないですか(笑)。
だからそういうチラシを入れてくる不動産会社は全部外そうと。
特に大手不動産会社さんは一度問い合わせをしたら「ガンガン営業されそうだな」みたいな感じでちょっと避けて、そもそも大手は多分両手仲介をまずは狙うだろうし。
ーー 両手取引と片手取引の仕組みはご存知だと思うんですけど、そもそも両手取引を狙われたら嫌なもんなのでしょうか。
売却の仕組みを理解しているお二人としては。
売主の利益だけを考えてもらえなくなりますよね。
購入の申込みがあった場合に、買主の要求と調整しながら交渉が決まっていくような気がするので、それだったら完全に売主に付いてほしいですよね。
それが売る仲介さんのホームページでは示されていて。
YouTube の影響も大きかったですが、この「売主の利益だけを考える」ということも売る仲介さんに売却をお願いした大きな理由です。
ーー たくさんの不動産会社に査定をお願いされていると思ってました(笑)。
はい、もうそこは室田さんを信じて。
この人だったらうそつかないだろうし。
そこまで信じていました(笑)。
変なことにはならないだろうって。
室田に実際に会った印象は動画のまま(笑)
ーー 室田に会った印象を聞きたいです。
訪問して説明している場面は誰も見たことなくて(笑)
動画のままです(笑)
査定動画で話されていた内容にさらに情報が加えられていて、かなり丁寧に説明していただいて。
「なるほどー!」ってて感じでした。
YouTubeで見ていた室田さんとお会いした室田さんにずれがなかったのを覚えています。
僕はYouTubeを見て、もうお任せすると決めていたんですよ。
鈴木さんの情報発信も見ていますし、売る仲介さん関係で見られる情報はすべて見ていました。
売る仲介さん1社で専任でお願いしようと思っていました。
仮に他不動産会社と選ぶような状況になっていても、室田さんのファーストコンタクトで売る仲介さんにお願いしていたと思います。
べたぼれじゃん(笑)
ーー そんなことあります?(笑)。
査定の根拠が本当にしっかりしていたんです。
YouTubeをずっと見ていたので室田さんを有名人に感じていたところはあります。
でも実は、お会いする前に何段階か不安になったりもしてたんです。
「実際に会ってみたらYouTubeと印象がちがったらどうしよう」とか。
お会いして説明を受けている時に査定の資料を想像以上に出していただいて。
その時に決めました。
査定の根拠の説明が非常に明快でした。
うちのマンションの過去の成約事例と周辺の売却事例からの売り出し価格の提案とか。
とにかく明快で。
ーー 室田が訪問させていただいた時は、奥様も同席されていたんですか
はい、同席していました。
自分なりに事前に調べていたので、室田さんの説明に「そうだよなぁ」と私も納得できたんです。
ーー 査定動画をご確認いただいたら、室田が伺って媒介契約になったと思うんですけど。その段階で不明点・不安はありましたか。
やっぱりやめよう、とか。
まったくなかったです。
しっかり説明していただいて。
順序立てて説明をしていただいたし、「そうか、こういうふうに進むのか」って。
売却スタート価格は正直迷った
ーー 売却のスタート金額はすぐ決まったんですか
最初の査定動画の段階で2,680万円か2,780万円で迷っていました。
ーー 査定動画の段階で。実際に売却スタート価格を決定されたのはどのタイミングなんですか。
室田さんがうちに来られて帰られた後すぐですね。
2人で話して「いや、2,680万円でいくか」という感じで。
帰られたすぐあとに、2,680万円で行こう、と決めました。
現実的に考えるとこの金額かな、って。
「最初に売り出す価格のファーストインパクトが一番大事なんです」って話を室田さんにされて。
「最初の金額が少し高いなと思われたら、内覧会への参加数はかなり減ります。で、その後は物件情報の鮮度がどんどん落ちていきます」っていう話をされたんです。
売り出した一番最初の印象が大事だということから考えると、「高いな」って思われるより「買えそう」みたいな印象を与えたかったんです。
そう考えると2,780万円は高すぎるかなって。
1回売却がスタートしたら価格を上げることはなかなかむずかしいし、2,680万円か2,780万円かですごく悩んだのですが売れなきゃ意味ないので、第1印象を大事にするっていうことを優先すると決めて2,680万円にしました。
あとは周辺のマンションが相場よりもかなり高く出し過ぎているっていうのを感じていたのもあります。
高く売り出しても売れなくて、どんどん鮮度が落ちていくっていう怖さがあって。
売る仲介さんの内覧会の仕組みを最大限に活かすには、高く出しすぎないほうがたくさん内見希望者が集まって、確実に売れるんじゃないかと思いました。
ーー 売却スタート金額が決まって初回の内覧会までは3週間くらい時間があったと思います。
その間、期待値としてはどのような感じだったのですか。
ドキドキでしたか、ワクワクでしたか。
僕は内覧会に誰も来ないかも、くらいの気持ちでした。
たくさん来るかもってという気持ちもなく。
来たら嬉しいなっていうフラットな気持ちでした。
やってみないとわからないよなって(笑)
居住中での売却は内見対応が想像以上に大変
ーー 居住中の売却。二人のお子さんはまだまだ小さい。
ほとんどの不動産会社は、問い合わせがある度に連絡してきて「明日の13時見られますか?お客さん見たいって言ってます」となるんですが、対応するのはしんどいですよね。
しんどいです(笑)
内覧会日のこの日この瞬間だけのために部屋の片づけ・掃除をがんばればいいんだ、ていうのがとにかくありがたかった(笑)。
売る仲介さんは、その都度の物件案内をしないっていうのも選んだ決め手のひとつでした。
二人目が生まれたばっかりで、生活がパツパツだったんです。
内見があるたびに準備をする元気とかもぜんぜんなくて(笑)。
内覧会日に向けて片付ければいいんだっていう気持ちだけで過ごしていました。
がんばれました(笑)。
マンションを購入したときに居住中のマンションも見たことあるんすけど、「生活感丸出し!」みたいな部屋は買う気にならなかったんです。
ちょっとテンション下がってしまって。
だからそうならないようにしたいと思っていました。
その経験があったので内見いただくときは部屋の中は綺麗にしたいなって。
ーー ちなみに居住中でのマンションの売却は、通常売主さんの立ち会いがほとんどなんですよ。
内見に立ち合いたいな、と思わなかったですか。
まったく思わなかったです。
立ち会わないほうが買主も部屋を見やすいはずだし、それこそ部屋の悪いことを気兼ねなく自由に言える環境じゃなくなるんで。
それも室田さんに相談したときに「席を外される方も結構いらっしゃいますよ」とおっしゃっていただいたので、うちもそうしようと思いました。
広告承諾申請・内覧会参加の通知はめちゃくちゃ嬉しい
ーー 当社はめちゃくちゃドキドキしてるんですよ(笑)
準備が終わるとあとは祈るしかなくて。
同じように査定しても、マンションによってたくさん内見依頼があったりまったくなかったり、本当にわからないんですよ。
「これはたくさん内見に来る!」と思って、高くない価格でスタートしても来ない物件もいっぱいありますし。
ーー 売却がスタートしたら広告申請・内覧会への参加依頼がグループLINEにリアルタイムでの通知が来たと思うんです。
たくさん通知が来て「うっとうしい」って思いませんでした?
まったく思わなかったです。めちゃくちゃ嬉しかったです。
「また来た!」みたいな(笑)。
と同時に次の住まいの準備をしなきゃなって焦りました(笑)
通知がたくさん来はじめて、「売れるかも」っていう期待値があがってる分、その次の動きも取りやすくなりますし、もう通知が来るのには手放しで喜んでる状態でした。
これだけ通知が来たら、どなたか購入されるんじゃないかっていう気持ちでした。
ーー この1年で当社で売却させていただいた中でも、一番多かったです。
広告承諾申請数も内覧会への参加数も一番多かった。
人気エリアっていうのももちろんありますけど、あの時、あの瞬間にライバル物件がいなかったのが一番の理由だったかもしれません。
ライバル物件について自分でも調べていました。
築40年のリノベ済み物件が2つあって、同じくらいのスペックの部屋はどれも高値で販売してて、なんかちょうどその隙間に入れました。
ーー 内覧会の参加者(買主候補)は比較する物件がなかったんですよね。
これはもう正直当社ではどうしようもない運の要素になってきます。
本当、周りが高く出しすぎてて「ちょっとおかしいよな」って思ってました。
「何であの部屋がこんなに高い値段なんだろう」みたいな感じですね。
だからこれはいけるなって。
広告は、たくさん露出してこそ広告
ーー SUUMOに今回の物件情報がずらーっと十数件並んだと思うんです。
物件情報がいっぱい並んだら、売れ残りと思われて、問い合わせが来ないんじゃないか、って思いませんでしたか。
それは不動産売却の仕組みを知っていたので、そういうもんだと思ってました。
「広告ってたくさん掲載されるもんだよな」って。
だから買主はたくさんの広告の中から購入を依頼する不動産会社を選ぶわけじゃないですか。
だからたくさん広告が出ている=売れ残りっていう感覚はなかったです。
それよりも長い期間ずーーっと広告掲載されているほうが売れ残ってると思われそうで嫌で。
この物件、まだ出てるって。
私が買主だったらそう思うし、売主としてもそう思います。
不動産会社はレインズで物件情報を見て、その物件が売れると感じてるからこそ自社の費用を使ってSUUMOに広告を出すわけですよね。
広告いただく数が多ければ多いほど、「たくさんの不動産会社がうちの部屋を売れると思っているんだろうな」っていう感覚でした。
ーー 居住中の自分の家がSUUMOにたくさん広告が並ぶのは嫌じゃなかったですか。
大手不動産会社さんがSUUMOに出す物件情報は、居住中だと部屋の中の写真をほとんど出さないのがまだまだ多いんですよね。
それも完全に買主側の目線で考えていたっていうか。
部屋の中が一切わからない物件情報を、僕らもこの部屋を探していたときにSUUMOでよく目にしていました。
間取り図とマンションのエントランス・外観、あとはなんか周辺のスーパーの写真だけの物件情報だと買う気どころか見に行く気も失せていたので(笑)。
それを考えると部屋の中の写真を公開したほうが絶対いいだろうな、と。
仮に多少生活が不便になっても、部屋の中を公開したほうが絶対に高く売れると思ってました。
となり近所に知られても、「どうせ売るしな」って(笑)。少しでも高く売れたほうがいいですもんね。
ーー 売る仲介では営業活動報告は書面やメール・電話ではなく、売主専用のページを作成して情報を共有しています。
文字や電話ではなく、専用のwebページでの情報共有はいかがでしたか。
あったほうがよかったですか。
断然あったほうがいい(笑)。
メールとか電話の報告とちがってこちらの時間が取られないのはもちろんなんですけど、あの専用ページのように情報がまとまっていると時系列で把握できましたし。
最初にどういう査定で、そのあと僕らの思考がどう変わったかっていうのも振り返られるんですごくいい報告だと思いました。
レインズの登録証明書も貼っていただいてるし。
他の会社もみんなやったらいいのに(笑)。
ーー 内覧会開催前に、2回動画で進捗の報告をしていたのですが、この報告も意味があるってことですよね。奥様もこのページを見ていらっしゃいました?
もちろんです。
ーー 内覧会開催前の2回の動画報告は、現在の問い合わせ状況などを話していたんですが、それも意味がありました?
売却についての仕組みを理解しているっていうのもあるんですけど、やっぱりそういう雑談の中にその物件に対する期待値とか売却を難しく感じてるかとか売る自信があるんだとかそういうのがわかるんですよ。
マニアックなんですけど(笑)。
しかも動画の報告なんで、記録が残っていて次の行動の判断がしやすかったです。
報告動画での室田さんと鈴木さんのおふたりのテンションで「本当にいい感じなのかな、売れるのかな!」みたいな(笑)
例えば、あの報告で「この価格では少し難しい」って言っていらっしゃったら、僕らも売却価格を考えなおしていたかもですし。
内覧会後の報告等はとメモは何度も見た
ーー 内覧会が終わってその日のうちに編集された内覧会の動画と、立ち会った田中のメモが専用ページに更新されたと思います。
専用ページは内覧会が終わったその日に確認されたんですか。
もちろんすぐ見ました。グループLINEで連絡をいただいてすぐ見ました(笑)
内覧会当日は岡山に行ってたんですけど、帰ってきたくらいにグループLINEで報告をいただいて。
内覧会の様子の動画は、編集された25分くらいでしたよね。
主人とふたりで一緒に3回くらい見ました。メモももちろん読みました。
読みながら、動画の様子と照らし合わせて。
メモはめっちゃ読みました。本当にしっかり読みました。このメモを書くの(今回は田中が書いた)大変なんだろうなと思って。
このメモがやっぱりすごく重要だったように思います。
「うちを見に来た人はそういうふうに考えるんだな」って、すごくリアリティがありました。
これだけテンション高い人が見に来たっていうのもわかったし、さっと見て帰ったとかっていうのも情報としてあるのはかなり参考になりました。
家族構成とかも書いてあったので、もし申込みがバッティングしたらファミリーさんにお譲りしたいなとかそんなの考えたりとか。
あと、たぶん同じ保育園の人が来ていました(笑)。
ーー ちなみに内覧会の様子のあの動画が早回し・音声を消しているのには2つ理由があります。
1つは早めにしないと動画時間が長くなってしまう。
もう1つは、内見者がお家についてネガティブなことを言うこともあるんです。
「ちょっと狭いね」とか。
内見者からしたらご自身の希望と違ったので素直な感想を言ってるだけだと思うのですが、売主さんからしたら気はよくないじゃないですか。
「狭い」と言いつつも購入申し込みをする人もいるんです。その時に、、
何か言ってたやんって(笑)
ーー はい(笑)。
だから音声は消しています。ただ、どんな方かは気になると思うんです。それはできる限り確認していただきたくて。
あとは客付営業マンについてもメモに記載があったと思うんですが、取引について不安を感じる営業マンもいるんです。
買主さんの担当は客付営業マンが担当するんで、不安を感じる営業マンだと取引全体がスムーズじゃなくなるんです。
きちんとした営業マンと不安を感じる営業マンがいたこと、内覧会の段階で営業マンの印象を売主さんに伝えておきたくて。
本当にすごい仕組みだなって。
複数からの申込みは予想していなかった
ーー 「申し込みが入りました」と内覧会の次の日に連絡が来たと思います。
内覧会にきた複数組から申し込みがあったのですが、これは予想していましたか。
なんていうか、これだけ内覧会に来るなら、1組くらいは買ってくれるかなって感じでした。
ーー 今回は大阪で初めてなんですけど、販売価格以上で申し込みをしてきた会社が2社いました。
内覧会のルールを公開しているのですが、客付不動産会社の営業マンが行間を読んできて、お菓子を持ってきてて。
「売主さんにどうぞ」って。
お菓子込みでメモと動画で報告したのですが、そのお菓子を持ってきた方よりも、もう1社はさらに高く申込みをしてきて。
どちらに売却をしようか迷いましたか?
正直迷いました。
でも次の家への引越費用を考えたら、急に現実的になって1日くらいで決めました。
確か2組に70万円の差があったんです。
それを室田さんに相談したら「僕なら絶対高いほうにします」って(笑)。
確かにってそこで思えて、「高く買うって言う人に売るのが普通か」って。
お菓子もいただいたんですけど。
ーー これも申込みがたくさん入ったのでどなたに売却するか選べた話で、申込みが1組だったらそんなことはできないので。
ほんとそうです。
ーー 複数組から購入申込みが入って、もっと高く売り出しておけばよかったと思いました?
思いました。
売却スタート後、内覧会への参加通知がたくさんきて来て、「ニーズがあったんだ」って正直思いました。
だったら100万円高く売却スタートしていても同じような反応あったのかもな、って。
2,780万円でもよかったかも、とは二人で話していました。
ーー 結果2,780万円以上で売れたのですが、2,880万円でも売れたかもと思いますか。
2,880万円で最初から出していたら内覧会への参加数の数がかなり減ったのかもしれないな、とは思ってます。
だから現時点での最高の結果だった。
納得できますよね。
ーー そうですよね。YouTubeでもよく話すんですけど結果論なので、現在の金額で売却に出したから、それ以上の金額で売れたという。
最初から高い金額でスタートしたら満額申込みが入っているかというと、そもそも内覧会自体来ないかもしれないと思います。
内覧会にたくさん購入希望者さんが来たことによって、結果金額が上がったと思うので、振り返って後悔するみたいなことはないです。
ーー ちなみに当社は来場された客付不動産業者さんに「今日何組来るんですか?」と聞かれて、正直に15組と答えると「そんなに来るんですか。売れるじゃないですか」っていう反応なんですね。
もう、申込みをするしかなくなるんですよね。
多分買主さんはそれに反応されたと思うんです。
うん、すごく結果オーライだし、ほんといい仕組みですよね、この内覧会システムは(笑)。
ーー ちなみに現在、直下の部屋が3,280万円で売却に出ています。
大手不動産会社が預かっているんですけど、さすがに売れないと思うんですよね。
今回見に来ていただいた、購入できなかった方は今売却に出ている部屋は絶対買わないですよね。
だって高いんだもん。
ーー 売る仲介の仕組みがどれだけよくできていても、ライバルがいてその部屋が安く売却していたら売れません。今回は運もめちゃくちゃよかったと思います。
ラッキーでした。
売買契約が終わって
ーー 売買契約が終わったら毎週の動画での報告が終わったと思います。
「室田さんにもう会えないのかあ」と思いました(笑)。
僕は鈴木さんがやられてることが、同業界にいる者としてすごく興味深いので、個人的に繋がりを持ちたいなと思います。
なんだろう、普通にビジネスマンとして繋がりができればいいなって。
ーー お引渡しに向けて、当社とのやり取りはグループLINEで進んだと思います。
売買契約後のやり取りは田中がメインに進んだと思いますが、グループLINEでのやりとりに不便を感じたことはありましたか。
まったく。
グループLINEであることで二人とも確認できますし、不便がまったくなかったです。
ーー ちなみに決済(お引き渡し)までに田中と電話はされたんですか?
してないと思います。
それでもぜんぜん不便がなくて(笑)。
最後に
ーー 高く売却できる、いい仕組みだと思ってるんですけど、なかなか広まらなくて(笑)
めっちゃいい仕組みだと思います
今はまだ一部の感度の鋭い方にしか届いてないと思うのですが、何かのきっかけで一般層に届けば広がるのはめちゃくちゃ早いと思います。
ーー 確かに売却が2回目の方からの問い合わせが多いんですよ。
1回目の売却で嫌な経験をした方は、売る仲介の仕組みの理解が早くて。
でもあれですよね、ほとんどの人が売却自体が1回目なので、不動産売却の仕組みを理解することがむずかしいですよね。
あとは一括査定サービスを利用したら、根拠がなくても高く査定してきた不動産会社に一瞬は心が動くんですよね。
いやあ、そうだなあ。それが普通かも。
そもそも査定価格で売れるわけじゃないっていうことを知らないですよね。
自分のお家に対する思い入れとかもあるから、高く査定してくれた = 自分の家へリスペクトしてくれたって感じて、売却をお願いしてしまう。
ーー 売る仲介の仕組みをそこまで理解いただいていない方から問い合わせに査定動画を送ったら、「もっとうちの部屋を高く評価してくれる会社があったのでそっちに売却を依頼します」みたいな返事がくることがあります。
例えば買取の査定とか、査定額で買取が即決まる場合は査定額が高い会社がいいに決まってるんですけど、仲介の査定ってあくまで査定であって、その査定額で売れるわけではないっていうことを売主がわかってない場合が多いですよね。
そこから啓蒙していくしかない気がします。
ーー がんばります(笑)。
本当にありがとうございました。売却の依頼をいただけて嬉しかったです。
いや、画期的でした。
これからも応援しています。
また売却する機会がありましたら、よろしくお願いします。