「ずるしないだろうな、というのが最初から最後まで続いていました」
インタビュー日:2024年2月11日
- ① 徹底した透明性と情報共有
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- グループLINEで広告申請・内覧申込みがリアルタイムに通知され、活動状況が常に把握できた
- 内覧会の様子を動画で報告してくれるため、ニュアンスや現場の温度感までよく伝わった
- 週1回のライブ配信で進捗が継続的に共有され、「忘れられている」という不安が一切なかった
- 電話ではなくLINEなので、自分のタイミングで確認でき、精神的な負担が少なかった
- ② 売主の利益を守る売却の仕組み
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- 売主側専任の仲介のため、利益相反が構造的に起きない安心感があった
- 契約不適合責任免責での売却により、引渡し後のトラブルリスクを回避できた
- 内覧会方式で本気度の高い購入候補者を集めた結果、満額・交渉なしでの成約につながった
- 事故物件にもかかわらず、値下げ交渉なしで売れるとは思っていなかっただけに驚きだった
- ③ 最初から最後まで「動画で見ていた印象」のままだった誠実さ
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- YouTubeチャンネルの雰囲気が「本当のことを言っている」と感じさせ、問い合わせの決め手になった
- 「出してみないとわからない」と正直に伝える姿勢が、無理な期待を持たずに臨めることにつながった
- 業界の慣習(囲い込み・高値引き)をしないようにしているという一貫した姿勢が最後まで保たれていた
突然の別れが、すべての始まりだった
-ー 今回の売却を考え始めたのは、いつ頃のことだったんでしょうか
そもそも今回の物件が事故物件だったんです。
母が3月21日に亡くなっていて、実家を訪ねたところ、玄関先で亡くなっているのを発見して。
そこから救急だ警察だとてんやわんやして、葬儀屋さんや行政書士さんとのやり取りが続く中で、実家の処分や相続のことも同時並行で調べ始めました。
父も2年ほど前に亡くなっていたので、誰かが動かないといけない状況でした。
-ー ということは、3月からこの話が始まったんですね。相続人はどなただったんですか
僕と弟しかいないんですが、弟がその時点ですでに入院していて。
緩和ケア病棟に入っていて、もう出てこれる可能性がない状態なんです。
ハンコをもらえないので、どうしたらいいかを行政書士さんに相談しながら手続きを進めていきました。
変な話、弟が先に亡くなってしまうと相続人がまた増えてしまう。
だから急がないといけない事情もあって、もうどこかでがんばって処分しないと分けられないよね、という感じでした。
-ー 不動産の売却自体は、今回が初めてだったんですよね
そうですね、まったく初めてです。
YouTubeで相続を調べていたら、「売る仲介」にたどり着いた
-ー ゼロから調べ始めたわけですが、売却についてはどんなところから情報を集めていったんでしょうか
相続関係のYouTubeをずっと見ていると、必ず不動産売却の話が混じってくるんですよね。
そこから不動産売却関係のキーワードで探し始めたら、いろんなチャンネルが出てきて。
テキストでもっと深掘りしたい時は専門サイトを見たりしながら、あっちこっち調べていきました。
-ー 当社のチャンネルはどのタイミングで見つけていただいたんですか
比較的早い段階だったと思います。
たまたま引っかかって見てみたら、同じチャンネルの動画をある程度遡って全部見ようと思って、頭のほうから見始めました。
-ー 他にもチャンネルをたくさん見られていたと思いますが、当社のチャンネルを見続けたのはなぜででしょうか
「本当のことを言ってるんだろうな」と感じたのと、あんまりコマーシャル臭がないんですよね。
「こっちおいで、こっちおいで」という感じじゃない。
他のチャンネルは「こういうケースはこうです」という説明が1話ずつ続いて「よかったらLINE登録待ってます」で終わる感じが多かったんですが、そういう感じが結果的になかったんです。
逆に出さないようにしているコマーシャルというか、全然臭くない宣伝になっていて。
作戦だとしたら当たりですよね。
-ー 見ているうちに、売却専門の大阪の不動産会社だということもわかりましたか
最初から関西の会社のつもりで見ていました。
売却しかしないんだな、という印象で。
ただ、関東もやっているんだと。埼玉だとちょっとギリギリかな?とは思いましたが、ダメでもいいから頼んでみようか、という気持ちでした。
9月、ついに問い合わせ。一括査定との並行比較へ
-ー データを見ると、最初にお問い合わせいただいたのが9月10日なんですが、3月から半年近く経っていますね。その間はどんな状態だったのでしょうか
ひと通り動画を見て、処分しようと決めるまでに時間がかかったんだと思います。
調べる前にすぐ頼んで失敗したら取り返しがつかないと思っていたので。
値段も自分でいろんなサイトを調べて、大体3,000万円ちょいくらいだろうな、という感覚はざっくりありました。
ただ査定サイトに出すと問い合わせが来てやり取りしなきゃいけなくなるのが面倒で、それでずっと躊躇していたんですよね。
-ー お問い合わせいただいた時点では、不安なことはありましたか
対応いただけるエリアの中なのかどうかが一番心配でした。
ここ(埼玉)まで来てくれるのかどうかというのが1つと、あとは候補の1番手ではあるけれど、1つだけというのも比較ができないのでどうかな、とは思っていました。
-ー 問い合わせの方法がLINEのみで電話対応がない点は、引っかかりませんでしたか
それはなかったですね。
やり取りの取りっぱぐれが出るところもあるんでしょうけど、動画でずっと見てきた流れを踏まえると、そうしないとうまくいかない理由があるんだろうな、とある程度わかっていたので。
今までの不動産屋はやらないやり方だと思いましたが、だとしたら一歩先をいっているのかな、という感じがして、特に引っかかることはありませんでした。
-ー その後、一括査定もされたんですよね
「タカウル」というサービスで出しました。
大手があまり混じっていないところがよかったので。
7社くらい来たんですが、2社は音沙汰なしで、5社くらいからメールが届いて。その中で親切かなと思った2社と実際にお会いしました。
電話はえらい勢いでかかってきましたが、「電話なし」の設定にしていたので実際には出ませんでした。
「高い査定」への葛藤と、売る仲介を選んだ理由
-ー 一括査定で来た2社と会われて、その後当社を選んでいただいたわけですが、どんな比較をされたんでしょうか
査定の金額が、一括査定系はほぼ全部3,500万円を超えていて、3,780万円くらいで言ってくるんです。
心惹かれますよね。
自分でもある程度調べているから「さすがにそれは」とは思いつつ、やっぱり色気も出る。
これだけ知識として持っていても、見た目の印象がいい営業マンが立派な資料を持って「全然いけますよ」と言われると、ほんまかな?と思ってしまうんですよ。
ただ、頭の隅にはずっとあったんです。
高い査定金額で呼び込んで、人が来なくて、だんだん値下げして、新鮮さがなくなって、最後は買い取りを紹介される。
高い査定ってそういうことなんだろうな、と。
そこは結構な葛藤でしたね。
一番気になっていたのが、今回は事故物件だということで。葬儀屋さんや行政書士さんとの話の端々に「事故物件はなかなか売れない」「安くなる」という言葉が出てきていて。
「1割落とせばどうにかなる」という人もいれば「2〜3割にしかならない」という人もいて、説が全然揃っていない。
その点をあんまりなにもないと言われてしまうと、大丈夫かな、と感じてしまう。
同じ物件で差をつけるなら値段しかないし、誰も見に来てくれないと始まらない。
ここは初志貫徹しようと思った覚えがあります。
売り出し価格は2,980万円。「見に来てもらえるか」が最大の不安だった
-ー 売出価格はどのように決まったんですか?
室田さんの査定では100%が3,000万円くらいだったんですよね。
そこにちょっと上乗せして3,180〜3,280万円が一般的だと思うんですが、それだと見に来てくれなくなるかな、という不安があって。
SUUMOで似たような条件を調べて、2,000万円台はないよね、というのもわかった上で、3,000万円を切った方が人が来てくれるんじゃないかと思って、「2980万円でお願いします」と連絡した覚えがあります。
-ー 事故物件なので申込時に価格交渉が来るかもしれない、という予想はありましたか
絶対に交渉が来るだろうと思っていました。
でも、それでも嫌です、と言おうとは思っていました。
早く売れるに越したことはないけれど、お金もないよりたくさんあった方がいい。
これよりすぐには下げたくない、という気持ちはずっとありました。
-ー どれくらいの期間で売れればいいな、というイメージはありましたか
全然わからなかったですね。
出してみないとわからないと言われてその通りだと思ったし、春くらいまでかかってもしょうがないかな、くらいには思っていたので、かかったら嫌だなとは思っていました。
売却スタート。リアルタイムで届く通知が「活動が続いている」という安心感をくれた
-ー 売却が始まって、レインズへの公開通知がグループLINEに届いた時のことは覚えていらっしゃいますか
広告の申請がポンポンと入ってきていたので、始まったな、という感じでした。
ただ、なかなか不動産のポータルサイトに掲載されなくて、大丈夫か?と思った時期はありましたね。
後で動画で「この地域はエリアの不動産屋がお客さんを抱えていて、その中で回すパターンが多いのかもしれない」という説明があって、なるほどとは思いましたが、もっと広く広告が出ればいいのにな、という気持ちはありました。
-ー 売却活動中、連絡の頻度についてはどう感じていましたか
多ければ多いほどいいですよね。
ちょっとでも途絶えると逆に心配になってくるくらいで。
しかも電話じゃなくてLINEだから、すぐ出なきゃいけないプレッシャーもない。
自分の自由な時間に確認できるので、精神的にも楽でした。
他の不動産屋さんに頼んでいたら、その間になにが起きているか全然わからないじゃないですか。
広告の申請が来たのか、どこかで勝手に断られているのか、何社から問い合わせがあったのか。
それが全部見える状態なのは、透明性が絶対的に高いと思いましたね。
ずるはしにくい仕組みになっているというか。
-ー 毎週のライブ配信での報告はご覧になっていただていたんでしょうか
全部じゃないですが、今でも見ています。
動画だとニュアンスがわかるんですよ。どうでもいいところと、ここが肝心なところというのが一番わかりやすい。
テキストで書いてあるよりずっと伝わってくるものがあります。
テキストだと読み飛ばしてしまうこともあるし、温度感が伝わらない。
それにライブだから、背負っているな、という感じもしましたね。
逃げられない感じというか。
「内覧会まで見せない」仕組みへの戸惑いと、納得
-ー 内覧会の方式については、最初から納得されていましたか
最初のうちは、その都度見せられるならその方がいいんじゃないか、とは当然思っていました。
機会損失になるかもしれない、という不安はありますもんね。
決して100円200円のものを売っているわけじゃないから、1組逃したら取り返しが大変じゃないですか。
ただ、ずっと動画を見ていると「そういう人はまず買わない」というお話をされていて、多分そうなんだろうな、と途中から思い始めました。
本当に買いたい人が集まって内覧会になる方が結果として良くなるんだろうな、と。
頭では理解しながらも、いざ自分のことになると、やっぱりちょっとだけ怖い気持ちはありましたけどね。
-ー 1回目の内覧会が終わって、動画と詳細レポートをお届けしました。どんな印象でしたか
まず動画を見て、こんなに短いんだと思いました。
もっと長い時間いたはずだったので。その後に下のテキストを読んで、なるほどこういう感じか、と。
今回はちょっと脈がないかな、という印象で返事をした覚えがあります。
ただ、こういう出来事がありました、という現場の状況を映像で見られるというのは絶対わかりやすいですよね。
自分が中古物件を買いに行ったことがない限り、あの景色を見ることはないわけですから。
どんなお客さんが来ていて、営業マンの雰囲気がどうだったのか、現場の温度感がそのまま伝わってくるのはありがたかったです。
2回目の内覧会。「1回目より手応えがある」という予感
-ー 2回目の内覧会後の報告を見て、どんな印象でしたか
1回目よりずっと手応えがあるんじゃないかな、と感じました。
来ている人の様子や、営業マンとのやり取りのメモを読んでいて、今回は違うかもしれないな、という予感がありましたね。
買ってくれた人より他の組の方が買いそうだと思っていたんですが、そうならなかった。
人の気持ちはわからないものですね。
ただ、報告があるたびに「これだけのことをやってもらっているんだ」という感覚が積み重なっていきました。
通常の不動産屋さんだったら、こうした報告がすっ飛んでしまうじゃないですか。
プロセスがわからない方が絶対不安だと思うんですよね。
結果が悪いのはしょうがないんですけれども、こういうプロセスだったからこの結果になりました、というのがわかることは人間関係として絶対いいと思います。
申込みの連絡。交渉なし、満額成立。「びっくりした」
-ー 3回目の内覧会を設定しようとしていた矢先に、申込みのLINEが届きました。あの瞬間のことは覚えていらっしゃいますか
「やった」という気持ちだったんですが、正直、交渉が来るものだと思っていたんです。
事故物件だから当然値引き要求があるだろう、と。
だから満額で入ってきた時はびっくりしましたね。
勝手に交渉前提で構えていたので。
-ー 同じ日に複数組が内覧していることを買主側が知っているので、価格交渉が入りにくくなるという側面もあると思うんです。
なるほど、確かにそうですよね。
個別に見ていたらもしかしたら交渉されていたかもしれない。
そう考えると、内覧会の仕組みはそこにも意味があったんだな、と後から気づきました。
それと、契約不適合責任免責で売ったことも、今回事後的によくわかりました。
自分の親の家だったから、壊れているものは壊れているでしょうがない、言われたら対応するか、くらいに思っていたんですが。
引渡し後に「シャワーが壊れているから直せ」みたいな連絡が来ることもある、という話を聞いて、そうか免責がないとそこも面倒なことになるんだな、と。
なきゃないで本当にありがたいですよね。
-ー 売り出してから約2ヶ月での成約でしたが、早かったでしょうか、遅かったでしょうか
全然早いと思います。
出したらすぐ売れた、という感覚ですかね。
もっと高くいけたかも、という気持ちがゼロではないですが、それよりも「見てもらえないのが一番怖かった」という気持ちが最初からずっとあって。
それが思ったより内覧会に人数が集まってくれて、事故物件という条件があってもちゃんと市場に受け入れられたんだな、という安堵の方が大きかったです。
よかったな、という感じですね。
振り返って。「ずっと見ていた動画のまま、最後まで」
-ー 今回を振り返って、売る仲介を選んだことへの納得感はありましたか
「ここが一番ずるしないだろうな」というのが最初からありました。
不動産業界の慣習みたいなものから良い意味で外れようとしているんだろうな、という印象が最初から最後まで続いていて。
ずっと見ていた動画のまま、という感じがしましたね。
少しずつ改良しながらやっているんだろうな、という印象も含めて。
他の売却をしたことがないから、これが普通になってしまうんですけど、透明性が高いのは絶対的だと思います。
他の会社だと、その間で起きていることが全然わからないじゃないですか。
広告の申請が来たとか、内覧の申し込みが入ったとか、向こうで勝手に断っても売主にはわからない。
でもそういうことが全部見える状態で売れたので、結果としての納得感もあると思います。
なにかやってるんじゃないの?という疑念が一度も出なかったのが一番かな、と思います。
最初の印象のまま最後までいってくれた。途中でちょっと口ごもる瞬間があったら、そこで終わっていたと思うんですよ。
それがなかった。
-ー 仲介手数料についてはいかがでしたか
この手数料を払って、高いな、もったいないな、とは思わなかったですね。
決して安い金額じゃないのに不思議です。
一括査定の中には手数料半額キャンペーンをうたっているところもありましたが、そっちに心が動くことはなかった。
そう思わせていただけるサービスだったということだと思います。
-ー 最後に、これから売却を検討している方へひと言お願いします
ぜひ宣伝したいと思います。
本当によくやっていただいたな、という思いしかないので、協力できるなら協力しよう、という気持ちです。
おもしろいという表現が正しいかわかりませんが、売れなかったらどうしよう、というより「どうなるんだろう」という感覚で進めていけたのは、間の報告がきちんとあったからだと思います。
プロセスがわかると、不安が好奇心に変わる感じがありましたね。
いいやり方なんじゃないでしょうか。

