はじめに
不動産売却を初めて経験する多くの売主様にとって、購入申込書への対応は最も重要でありながら、最も不安を感じる場面の一つです。
特に共働きのご夫婦の場合、仕事の合間にグループLINEで「購入申込書が届きました」という連絡を受け取った時、どのようなスピード感で対応すべきか迷われるかもしれません。
実は、この購入申込書への対応スピードが、売却成功の明暗を分ける重要な要素となります。適切なタイミングで返事をすることで、スムーズな売却につながる一方、対応が遅れることで絶好の機会を逃してしまう可能性もあるのです。
原則は、即対応・即返信です。
お仕事をしている中での対応は難しいと思いますが、成約するための大事なポイントを書いてみました。
購入申込書を受け取ったら「即返答」が鉄則
1.なぜスピードが最重要なのか
不動産売却において、購入申込書を受け取った後の対応スピードは、取引成功の生命線と言っても過言ではありません。買主は真剣に物件購入を検討し、購入申込みをしています。価格交渉・条件交渉がある場合でも、真剣に検討して申し込みをしているはずです。
申込者への理想的な返答のタイミングは以下の通りです。
- ベストタイミング 購入申込書を受け取った当日中に返答
- 許容範囲 遅くとも翌日までに返答
2.まずは当社からのご連絡に素早い返答を
申込みがあった場合は、下記の流れで進んでいきます。

お電話でのご説明はおおよそ10分くらいです。
ご夫婦一緒にお電話させていただくのが望ましいです。
お仕事中などご夫婦一緒にいらっしゃらなくても、LINEのグループ通話などを使ってご説明させていただけると対応が早くなり、良い結果に結びつきやすくなります。
まずは当社からのご連絡に対して、早い対応いただけるとその後の流れが非常にスムーズになります。
返答を遅らせることの具体的なデメリット
1.買主の心理「待つ側は非常に長く感じる」
購入を希望している買主にとって、売主からの返事を待つ時間は実際の時間以上に長く感じられます。
1日の遅れが1週間にも感じられることがあり、この間に買主の購入意欲が減退してしまうリスクがあります。
2.競合物件への流出リスク
返事を待っている間、買主は他の物件検討している可能性もあります。条件の良い競合物件が現れた場合、そちらに流れてしまう可能性も出てきます。
3.最悪のケース「それなら別の物件を買うので結構です」
最も避けたいのは、返事が遅れた結果として「別の物件を買うので結構です」と言われてしまうことです。これまでの販売活動や内覧対応などの努力が水の泡となり、売却時期も大幅に遅れることになります。
共働き夫婦が実践すべき効率的な対応方法
1.グループLINEを活用した迅速な情報共有
当社、売る仲介のグループLINEは、忙しい売主夫婦にとって非常に便利なツールです。以下のような活用方法をお勧めしています。
- 当社から購入申込書と取引条件の詳細をグループLINEで共有
- 夫婦間で素早く情報を共有し、当社からのご連絡の前にご夫婦で先に判断を行う
- 当社からの連絡時に不明点や相談事項を質問する
2.忙しいタイミングでの最初の対応のコツ
忙しい仕事の合間にもできる最初の対応について考えてみました
- 購入申込内容・購入条件の確認:価格、条件、買主情報の把握
- 配偶者との相談:LINEや電話での意思疎通
- 当社へLINE返信:「いつ頃お電話できそうか」の返信
3.夫婦間で事前相談しておく
売却を始めたら、購入申込書を受け取る前に夫婦間でこのような点を事前に話し合っておくことが重要です。
- 価格交渉の許容範囲 例:「●●●●万円までだったら交渉を受け入れる」
- 判断に迷った場合の相談方法 例:「判断できなかったら室田に相談をしよう」
価格交渉や条件面で判断に迷った時の対処法
1.「原則1ターン」で決着させる重要性
不動産売却では、何度も条件交渉を繰り返すことはほぼありません。もしあった場合は良くない結果に着地することがほとんどです。条件交渉は原則として1回の提示で決着させることが、成功への近道です。
複数回にわたる交渉はリスクしかありません(経験談)。
- 買主の購入意欲の減退
- 他物件への関心の移行
- 感情的な理由での取引自体の破談
2.判断が難しい場合はいつでも当社に相談してください
価格交渉の妥当性や契約条件について判断に迷った場合は、遠慮なく当社に相談してください。電話でもLINEでも大丈夫です。このように聞いていただけたら嬉しいです。
- 「この価格交渉は相場から見て妥当でしょうか?」
- 「記載された条件を受け入れるデメリットはありますか?」
- 「●●●●万円ならOKです、と返事をしたいのですが先方は受け入れそうでしょうか?」
成功する売主の実践ポイント
1.条件をまとめからの契約日を設定するまでの流れ
購入申込書への返答と同時に、具体的な契約日程の調整もさせてください。
このような流れで進めていくことが多いです。
- 申込内容の承諾(または一部条件の提示)
- 契約日の日程のすりあわせ
- 契約場所の決定
- 必要書類の準備スケジュール確認
2.ボールを相手に渡すタイミングの見極め
購入申込書を受け取ったら、速やかにボールを買主側に渡すことがとにかく重要です。
当社は最速で先方にお伝えします。タイミングを逃しませんのでご安心ください。
3.判断が難しいときはいつでも相談ください
どうしても判断に迷う場合は、遠慮せずにいつでも当社へ相談ください。
- この条件の具体的な懸念事項を教えてください
- 希望条件との差異は交渉で埋まりそうか
- 代替案があるか教えてください
まとめ
購入申込書を受け取った後の迅速な対応は、不動産売却成功の鍵です。
- 1.購入申込書を受け取ったら当日中、遅くとも翌日には先方へ返答をする
-
→ 先方業者への返答は当社が最速でします
- 2.当社からの連絡へできるだけ早く返事をする
-
→ 特に一発目、「申込書を受け取りました」LINEへの反応が早いと安心します
- 3.価格交渉は原則1ターンで決着させる
-
→ 事前にいくらまでなら交渉を受け入れるか決めておく
- 4.判断に迷ったら遠慮なく当社へ相談する
-
→ 電話でももちろん大丈夫です
- 5.条件がまとまったら速やかに契約日を設定する
-
→ 週末のご予定のご確認を
不動産売却が初めての経験であっても、適切なスピード感を持って対応することで、理想的な条件での売却が実現できる可能性が高まります。
不安を感じた時は、遠慮せずにいつでも相談ください。
売る仲介は売主様の味方になって最善の判断ができるように力になります。