売却に向けて、電気・ガスなどのライフラインの契約継続・解約はどうすればいいのかについてご説明いたします。
ライフラインとは
不動産売却時におけるライフラインとは下記の3つを指します。
- 電気・ガス・水道・下水道の公共公益設備
- 電話やインターネット等の通信設備
- 棟内駐車場(借りている場合)
解約したらダメなもの・解約しても大丈夫なもの
ライフラインの中で、解約したらダメなもの・解約しても大丈夫なものがあります。
確認いただき、内覧会に向けてご準備ください。
解約したらダメなもの
- 電気
- 水道
上記の2つは、売買契約が完了しお引き渡しが終わるまで契約継続お願いいたします(お引き渡しが終わったらすぐに解約いただいて大丈夫です)
解約したらダメな理由3つ:①電気
1.照明がつかなくなる
天気の悪い日の内覧会ではお部屋が真っ暗なり、しっかり内覧いただけなくなります。
2.インターフォンが使えなくなる
オートロックの場合、部屋からエントランスの解錠ができなくなってしまいます。
3.エアコンが使えなくなる
エアコンを残置物として残されている場合、内覧会時にエアコンを使わせていただくことがございます。暑い夏、寒い冬の内覧会ではエアコンをつけて内覧会を開催したほうがしっかり見ていただけます。
お引き渡し後のトラブルを防ぐため、お引き渡し直前に上記の設備の動作チェックを再度行います。
動作チェックに通電が必要なため、解約はマンションのお引き渡し後でお願いいたします。
解約したらダメな理由:②水道
水回り関係の設備の動作チェックのため
キッチン・お風呂・洗面所・トイレなど水を必要とする設備の動作チェックのために水道の契約が必要となります。
引き渡しが完了するまでご契約の継続お願いいたします。
解約しても大丈夫なもの
- ガス
- 電話
- インターネット
- 棟内駐車場
上記4つは売却が決まればいつ解約いただいても構いません(居住中での売却の場合はお引き渡し後に、解約お願いいたします)。
④棟内駐車場は、新所有者様に引き継げないことがほとんどです(管理規約にそのような記載があると思います)。そのため、利用しないのであれば即解約いただいて大丈夫です。
もし新所有者に契約区画を使用権を引き継げる等の記載が管理規約にあれば、ご訪問時に教えていただけると助かります。
その他
上記に挙げたもの以外で、内覧会に向けて契約を継続したほうがいいのか、解約してもいいのかわからないものがあれば、遠慮なく聞いてください。