マンションの売却がうまくいくコツは、マンションの売却相場を正しく把握することです。
今回の記事では、
- マンションの売却相場を自分で調べるにはどうしたらいい?
- どの程度までマンションの売却相場を知っていたらいい?
というような、疑問を解決していきます。
自分でマンションの売却相場を調べる方法
自分でマンションの売却相場を調べる方法には、大きく分けて4つあります。
- 自宅のポストに入っているチラシでチェックする
- 『SUUMO』でチェックする
- 『マンションデータPlus』でチェックする
- AI査定でチェックする
【1】自宅のポストに入っているチラシでチェックする
売却予定のマンションに自分が居住中なら、ポストに入っている「(このマンションの空室を)○○円で買います」系のチラシや、エントランスなどに掲示してある売却情報をチェックしてみましょう。
同じマンションの売却価格は、間違いなく重要情報です。当社『売る仲介』のお客様の場合、この下調べはほとんどしてくれています。
ご近所づきあいがあるなら、「○階の○号室、○○万円で売れたらしいね」という噂話のようなことも、案外参考になります。
【2】『SUUMO』でチェックする
専有面積の中央値・築年数の中央値と、その値から成る売却価格相場が分かる『SUUMO 全国のマンション売却相場』は、自分で売却相場を調べることに適したサイトです。
上記画像:『SUUMO』よりスクリーンショット
全国地図から、試しに「大阪」を選んでクリック(タップ)してみましょう。
上記画像:『SUUMO』よりスクリーンショット
このように、「市」や「区」の一覧が出ました。試しに、「大阪市西区」をクリック(タップ)してみましょう。
上記画像:『SUUMO』よりスクリーンショット
※2021年8月2日のデータ
このように、大阪市西区の平均売却相場が「3,135万円」と出ました。
ここで表示される売却価格相場は”平均値的”な値、すなわちざっくりしたものなので、この後に続く最新売却実績まで確認することをおすすめします。
- 同じ区のマンションの最新売却実績
- 同じ区のマンションの売却価格相場の推移
など、併せて見れる情報もかなり有益です。
⇒ 『SUUMO 全国のマンション売却価格相場』はコチラから
【3】『マンションデータPlus』でチェックする
先述した『SUUMO』と併せて、『マンションデータPlus』でもマンションの売却価格相場を調べてみましょう。
『マンションデータPlus』に自分が売りたいマンション名を入力して検索すると、マンションの基本情報(プロフィールのようなもの)の他、
- 参考相場価格
- 参考相場単価
- 周辺(最寄り駅や区域など)の相場価格推移
- 直近の平均売り出し情報
が、まとめて把握できてとても便利です。
上記画像引用:『マンションデータPlus』よりスクリーンショット
試しに上記検索窓に、大阪府豊中市のとあるマンションの名前を入力してみると……。
このように、参考相場価格と参考相場単価が、分かりやすく出ます。さらにページを下に見てみると……。
このように、マンションの最寄り駅と地域・都道府県ごとの、マンションの売出相場価格の推移が見られます。
特に、「坪単価」を把握しておくことは大事です。このことは、後ほど詳しく取り上げましょう。
※なお、『マンションデータPlus』に売りたいマンションのデータの登録がなければ使えないので注意してください。
【4】AI査定でチェックする
不動産業界のIT化に合わせて進化してきた、各社のAI査定を使い、マンションの売却相場を知るのも1つの方法です。
ただし、このAI査定はまだ発展途上で、当たり・はずれが多いことがデメリット。100%あてにすることは推奨できないので、「こういう結果もあるのか」くらいで理解しましょう。
【POINT】
様々な方法の結果を見てみて、なおかつなるべく長く売却価格の相場を観察し続けることで、売却価格相場の推測値は、より確かなものになります。
マンションの売却準備は、日程に余裕を持って進めていきましょう。
マンションの売却相場の動向について
ここで少し、補足的な内容です。
マンションの売却相場について地域別に考えられることと、マンションの築年数別に考えられることを、以下で簡単に解説していきます。
地域別のマンション売却相場の動向
東京や大阪など、人口が多いエリアのマンション売却相場は高いです。
「国土交通省」や「公益財団法人 東日本不動産流通機構」などのデータによると、東京の場合、直近10年はマンションの売却価格は上がり続けています。
コロナの影響を受けて一時的に相場が下がったものの、現状は下落がとまり、落ち着いています。
築年数別のマンション売却相場の動向
マンションに限らず、不動産は築年数が経過するごとに、売却価格が下がっていく傾向があります。
新築の売却価格と比較した場合、築5年まではさほど変わらず、築6年から築15年にかけてはゆるやかに下落、築20年を越えると大幅に下落するため、マンション売却のタイミングの見定めは大事です。
マンション売却に成功した人は、どこまで売却相場を把握していたか?
マンションの売却に成功する(早く・相場内で高く売れる)人は、不動産会社に対して「○○円で“まずは”売却してほしいです」と言えるレベルまで、自分で調査をしています。
「○○円」というのは、相場の範囲内で1番高い平米単価を指します。これが自分で分かっているということです。
売却価格に関する情報をストックし、ひと事例ごとに平米単価(売却価格÷平米数)を割り出して、その結果を”幅”として理解していると思います。
相場の幅をうまく理解している人は、自分で売却価格を決めることもスムーズですし、不動産会社から売却価格の提案があった時に、「なぜその価格なのか?」を分かったうえで判断ができます。
自分が納得いくようにマンションの売却を進めることは、マンション売却を成功させるためにもっとも確実な道です。
もっと詳しくマンションの売却相場を知るには?
結局のところは、1度不動産会社の人を呼ぶことが、詳しいマンションの売却相場を知るために有効な方法です。
自力でマンションの売却価格相場を調べることには、やはり限界があります。
例えば、不動産会社専用のデータベース『REINS(レインズ)』には、かなり詳しく売却実績の情報が記載されていますが、一般の人は見ることができません。(正確に言うと、『REINS』で一般の人が検索して見られる情報は、ごく一部)
もしも不動産会社の人を1度呼ぶのなら、「不動産査定をお願いします」と同時に、「REINSの成約事例も見せてほしいです」と頼んでみましょう。
査定額の根拠を見せて契約してもらえるなら、不動産会社にとってもメリットですから、「見せられません!」と断られることはほぼ無いと思います。
【まとめ】
以上、マンションの売却価格相場を自分で調べる方法について、お伝えしました。
自分でマンションの売却相場を把握すればするほど、納得いく売却につながるはずです。
ただし不動産会社しか知らない情報もあるので、不動産査定の機会を利用して、情報収集することをおすすめします。
当社『売る仲介』は、仲介手数料半額でマンションを早く・高く売る不動産会社です。持っているマンションのことでお悩みでしたら、お気軽にお問い合わせください。
また、LINEでは24時間ご相談も受付中! ぜひ、LINE公式アカウントをお友だちに追加してご相談ください。