「この人たちに頼んで何かあっても、自分の責任として飲み込もうと思えた。そう思えたのは、片手仲介で自ら足かせをはめた仕組みがあったから」
インタビュー日:2025年10月3日
- ① 情報がすべてオープン。ブラックボックスが一切ない
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- 問い合わせが入るたびにグループLINEで通知が届き、リアルタイムで状況を把握できた
- 毎週のYouTube報告動画で、活動の全経緯が見えた
- 内覧の様子を動画で共有してもらい、買い手を自分で確認した上で選べた
- 売却体験記(インタビュー記事)が詳細で「嘘臭さがない」と感じ、依頼前の信頼感につながった
- ② 利益相反のない仕組みが、信頼の根拠になった
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- 片手仲介(売主側のみ)に徹することで、仲介会社と売主の利益が一致している
- 「ずるができる仕組みなら人間は絶対する」という経験則から、自社に足かせのある仕組み自体を評価した
- 台本なしで喋り続けるYouTube動画を長期間見ることで、「思っていることをそのまま言っている人だ」と感じられた
- ③ 状況に応じた柔軟な動きで、最後に人気物件へ
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- 最初は動きが鈍かったが、個別対応への切り替えが奏功し、問い合わせが増えた
- 3社による複数掲載で、検索経路の漏れを防ぐ工夫がされていた
- 最終的に5組が内覧し、満額での申し込みが2件入り、売主自身が納得して買い手を選べた
売却を考え始めたきっかけ・背景
ーー 売却を考え始めたのはいつ頃のことでしたか?
去年の1月か2月ぐらいですね。
親が高齢なんですが、私は千葉に1人で住んでいて。
仕事の都合で大学卒業以来ずっと全国転勤をしていたんですが、さすがに親が高齢になってきたので近くに住もうかなと思い始めたのがきっかけです。
一緒に住むのはちょっとしんどいんですけど、近場に行こうかなと。
ーー そのタイミングで都内に新築マンションも購入されたんですよね。引渡しまでどのくらい期間がありましたか
去年の4月に契約して、今年6月の引き渡しまで1年2ヶ月ありました。
売却しなくても購入自体はできたんですけど、自分がいなくなるわけだし、都心と違って値上がりするような場所でもないので、さっさと売りたいなという気持ちはありました。
5年間、マンションの売り出し情報をメモし続けていた
ーー 売却を意識してから、まず何をされたのでしょうか
実はもともと、いずれ手放すだろうなとは思っていたので、SUUMOで自分のマンションに新着物件通知を設定していました。
このマンションが売りに出るとメールが届くという設定で。
SUUMOって売れたら消えてしまうので、「メモしておこうと」と思って手動でリストを作っていたんです。
ーー すごい(笑)。ただ、SUUMOだと「売れたらいくらだったか」まで追えるわけじゃないですよね。
成約価格まではわからないんで「ふうん」という感じなんですが、このマンションの売り出し価格の履歴みたいなものは把握していました。
あの6階の部屋がいつから出ているかも知っていましたし。
半年、1年と売れずに残っているケースもあるのを見ていたので、スタートから「千葉だから、そんなにかんたんには売れないよな」という気持ちで臨んでいましたね。
半年でラッキー、1年でも普通ぐらいの心づもりでいました。
YouTubeで「囲い込み」の裏側を知り、売る仲介へ
ーー いざ売却を進めようとなったとき、最初に動いたのはどんなことでしたか
最初は新築マンションの営業さんが系列の仲介会社を紹介してくれて、査定だけお願いしてみたんです。
立派なファイルを持って2人で来てくれて、査定額もまあそれなりの金額でした。
ただ担当の方の1人に、「ちょっとこの人大丈夫かな」と思ってしまって。
ーー 担当者の印象で不信感が生まれた感じでしょうか
それもあるんですが、もともと宅建を持っていて、不動産業界の裏話的なものがずっと好きで娯楽として見ていたんです。
「両手・囲い込みって恐ろしい」みたいな話を知っていたので、「ここで高く売れても、なんか自分の中でモヤモヤが何年も引きずりそうだな」という感覚があった。
それで、YouTubeで調べていたら、らくだ不動産さんが出てきて、そういう会社もあるんだなと見ていました。
ーー そこから当社の動画にたどり着いたんですね。
その流れで御社の動画が出てきたんです。
最初はすごく古い動画で、会議室で室田さんが喋っているやつで、関西弁だし何か漫才でもやるのかなと思ったら(笑)、全然まっとうなことを話していて。「ごもっともです」という感じで聞けたので、続けて見るようになりました。
らくだ不動産さんと売る仲介さんは何本も継続して見ましたね。あとゼロ仲介さんも出てきたかな。
同じマンションの別部屋が動画に登場し、依頼を決意した
ーー LINEで友達追加していただいたのが3月5日だったんですが、それまでの間はずっと動画を見ながら様子を見ていた感じでしょうか
そうです。
引き渡しが6月に近づいてきたので、いい加減動かなきゃなと思って重い腰を上げた感じです。
それと、ちょうどそのころ、このマンションの14階の方の売却動画がYouTubeに上がっていて、「これは自分のマンションじゃないか!」とびっくりして。
それがかなり背中を押してくれました。
ーー あれは当社も驚きました(笑)。同じマンションの方からご連絡いただいて。
偶然ですよね(笑)。
でも「全然知らない人の、このマンションの別の部屋の売却が進んでいる」というのを見たときに、何かしっくりきたというか、「この会社に頼もう」という気持ちが自然とかたまっていった感じがしました。
ーー 問い合わせはLINEだけで、電話やメールはないんですが、そこに違和感はありましたか
全然なかったですね。
ホームページも読んでいたので、やり取りがLINEというのも把握していましたし。査定の申し込みをして、結果が届いたときはさすがにすぐ見ました。
他にも1社、以前からブログを読んでいたマンション評論家の方が仲介会社と提携して売却サポートをやっていたので、「この人はいくらで査定してくるのかな」という好奇心もあって査定をお願いしてみたんです。
ーー 2社の査定が揃って、どうでしたか
中央値はだいたい同じぐらいでしたが、もう1社はチャレンジ価格がかなり高めに設定されていて、「これもありですよ」という雰囲気でした。
ただ私の中ではもう、「この流れだったら売る仲介さんにお願いしよう」という気持ちがほぼ決まっていましたね。
「仕組みを信じて頼んだ。この人たちだったら何かあっても自分の責任と思える」
ーー そこまでいろいろ調べてきて、最終的に当社を選んだ決め手はどんなところだったんでしょうか
一番は、仕組みを信頼できたということですね。
結局、人間って「ずるができる」とわかったら絶対するものだと思うんです。
営業の仕事をしていたので、「ギリギリを攻めることがデキる営業マンだ」みたいな文化があることも知っていて。
そういう視点で見たときに、片手仲介で利益相反が起きないように足かせを作ってある仕組みは、「売主を騙してどうにかしようとはできないだろう」という安心感がありました。
ーー 不動産会社そのものへの信頼というより、仕組みへの信頼でしょうか
そうですね。
誰の心も自分以外にはわからないじゃないですか。
だから「この人を信じる」というより「この仕組みを信じる」という感覚で。
それでも、何かあったときに「この人たちに頼んで何かあれば自分の責任として飲み込もう」と思えたのは、YouTubeで長期間、室田さんの喋り方や考え方を見てきていたからだと思います。
台本がある感じじゃなくて、思っていることをそのまま言っているように見えたので。
ーー 売却体験談もお読みいただいたとのことですが、いかがでしたか
公開されているものはほぼ読みました。
ホームページにある「お客様の声」みたいなものって、話半分というかほとんど信じないケースも多いじゃないですか。
でも御社の体験記はとにかく長くて細かくて、ここまで作り込んだら妄想ではないな、と。
嘘臭さがなかったのが印象的でした。
売却するとどういうことが起きるのかを知る意味でも良かったですし、依頼前の信頼感につながりました。
室田さんは「動画の人そのまま」。査定の説明にも根拠があった
ーー 打ち合わせに室田が伺ったとき、印象はいかがでしたか?ずっと動画で見てきた人が目の前に来るわけですが。
「本物だ」という感じでしたね(笑)。
みなさんおっしゃるらしいですけど、動画のテンションとまったく変わらなくて。むしろ動画より上がってるかな?と思うくらいで。
「演じていない人がそのまま来た」という感じで、それが安心感になりましたね。
いくら動画でまっとうなことを話していても、実際に会ったら全然違う人だったら、それはそれで怖いですから。
ーー 査定の内容についてはいかがでしたか
他の会社さんも過去事例は持ってきてくれていたので、「根拠を示してくれる」という部分は大きくは変わりませんでした。
ただ、査定書だけポンと渡されて「これです」という感じではなくて、「こういう理由でこの金額になります」というのが動画形式で届いたのは、何かきちんとしているなという印象でした。
ーー 売り出し価格はどのようにして決めたのでしょうか
基準となる100%ラインを示していただいて、105%くらいなら「うっかり買ってしまう」可能性があるという説明で。
私はもともとSUUMOで追いかけていて、6階の競合物件がレインズに載っておらず1社だけで売り出されているのを知っていたんです。
その価格とのバランスを見て、ちょっと下くらいに設定しました。
半年売れずに残るのは嫌だったので、長く関わる道は選ばないつもりで決めましたね。
売り出し開始。「1社でも来てよかった」と感じた初期の動き
ーー 売り出してからしばらくは、なかなか問い合わせの動きがありませんでしたよね。当時はどんな気持ちでしたか
もともと「千葉だし、絶対数が少ない」と思っていたので、焦りというよりは「やっぱりそうか」という感じでしたね。
1社来てくれただけでもよかった、でも問い合わせは増えないな…という。
半年でラッキー、1年でも普通という心づもりがあったので、ネガティブには捉えませんでした。
ーー グループLINEの通知は来るようになっていましたよね。問い合わせが入ったときはどんな気持ちでしたか
やっぱり嬉しいですよ。
リアルタイムじゃなくても、通知が来ていたら見てしまうし、「来た」と思うと素直に嬉しい。
でも動きが少ないときは、他の方の報告動画を見てちょっと励まされていました。
自分の物件だけ見ていると不安になりそうなところを、「ほかの方もこういう時期はあるんだな」と思えて、一人じゃないような気持ちになれたんです。
ーー 他の売主さんの状況が見えるというのは、なかなかないと思います
普通はそんなの絶対わからないですから。
同じ不動産会社に頼んでいても他の売主さんの状況は教えてもらえないし、同じマンションの上の階と下の階が同じ担当者で動いていても、おそらく教えてくれない。
それがああやって横並びで見えるというのは、確かにめずらしいし、おもしろい体験でした。
勤め先の営業会議で「自分の担当先の現状がこうで、ここをどうにかしたいんだけど、お知恵を」みたいな場が好きで、それをちょっと思い出していました。
「このマンションは苦戦しそうだな」と1人で突っ込んだりして(笑)。
個別対応への切り替えで潮目が変わり、一気に「人気物件」へ
ーー 途中から内覧会形式ではなく個別対応に切り替えましたよね。あの変化についてはどう感じていましたか
集めていただけるほうが当然いいですけど、個別にしていただいたほうがありがたいなとは思いました。
実際にそこから少しずつ問い合わせが増えてきて、広告の露出も増えて、なんかいい方向に回りだしたな、という感覚がありました。
理由は私にはよくわからないんですけど、裏で鈴木さんがうまくコントロールしてくれているんだなと感じて、ありがたかったです。
ーー あるタイミングで急に5組来たじゃないですか。あのときはどんな気持ちでしたか
びっくりしました。
最初はあんなに静かだったのに、急に人気物件みたいになって。「もうこれは誰か買ってください!」という気持ちになりましたよ(笑)。
最初から重かった分、あのときの報告は楽しみにしていましたね、本当に。
5組来て、複数申し込みが入るというのは、「ああ、ちゃんと売れるんだ」という安堵と、「ここまで動いてくれたんだ」という感謝と、両方ありました。
内覧動画が、買い手を選ぶための「判断材料」になった
ーー 申込みが2件入りましたが、どちらを選ぶかという判断はどうされましたか
そこで内覧動画がすごく役に立ちました。
2組の方の様子を見て、雰囲気も違えば、ローンの状況も違う。
立ち会っていない場所の話なのに、動画があることで「この方のほうが安心できそう」という感覚を持てて。
自分の判断でちゃんと決められたという気持ちがありましたね。
ーー どちらを選ぶかというのは、売主さんにとっては大事な判断ですよね。
室田さんとの電話で「こちらの方は定職があって住宅ローンをしっかり引いていて、手元の資金にも余裕がある」という話を聞いて決めました。
最終的に満額での申し込みが2件あって、その中からちゃんと自分で考えて選べた、というのは振り返るとよかったなと思います。
普通の仲介だとそこまで情報が来ないんじゃないかという気がして。
振り返って。「全部クリアに出してくれる仕組みがよかった」
ーー 引き渡しも終わって、改めて振り返ってみて、売る仲介を使って良かった点を教えてください。
一番はやっぱり、全部クリアに出してくれるということですね。
普通、お客さんに見せる部分って壁を作って取り繕って綺麗に見せると思うんですよ。
でも、そういう「人的な取り繕い」があまり入らない仕組みになっているところが良かった。
友達の話を聞いたら、「仲介に任せたらあとはブラックボックスで、たまにお便りが来て、決まりました、よかったね、という感じだった」と言っていて。
そういうのと比べると、何が起きているのかを知りたい人にはすごくいいんじゃないかと思いますね。
ーー 逆に、どんな方には向いていない仕組みだと思いますか
「全部やっといてくれ」という方は向いていないかもしれません。
向いているのは、ちょっとオタク気質で、数字や動きを自分でも追いかけたい人、あとは営業の仕事をしていた人とかじゃないですかね(笑)。
この仕組みをおもしろがれる人がいいですよね。
ーー 最後に、これから売却を検討している方へひと言いただけますか?
心配事があるとしたら…会社がいつまで続くかです(笑)。
自分が次に売るときもぜひお願いしたいので、ずっと会社を続けてほしいです。
少人数の会社ならではの良さはすごく感じましたが、逆に永続性を考えると20年後どうするかなと、ちょっと考えてしまいました。
でもそのころには私が死んでるかもしれないですけどね(笑)。
今日は本当にありがとうございました。

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